2009年度:奄美公開セミナー「世界遺産と奄美新時代」

2009年9月26日、奄美市名瀬(奄美観光ホテル)で、環境省、県、奄美群島広域事務組合との共催により、奄美公開セミナー「世界遺産と奄美新時代」を開催しました。

本セミナーは、昨年10月から始まった鹿児島環境学プロジェクトの一環であり、今年1月24日に鹿児島大学で行われた鹿児島環境学シンポジウムの現地版です。

セミナーには、高校生や一般の方々も含め100名が参加。鹿児島大学環境学メンバーの他、奄美の自然保護・文化・観光関係者、行政機関を加えた15名のパネリストが「世界遺産と奄美」、「奄美新時代への展望」をテーマに4時間にわたって熱心に討論され、「世界自然遺産への登録は、地域を豊かにしていくための手段であり目的ではない。」、「地域の開発と自然保護は二者択一の問題ではなく、その間のどこで調整していくかが知恵と工夫である。」などの意見が交わされました。

※本セミナーの内容は、「鹿児島環境学Ⅱ」(南方新社刊)に収録されています。