-3-【開会】鹿児島大学鹿児島環境学研究会奥山正樹(司会)それでは皆様お待たせいたしました。ただ今より、「第4回環境文化シンポジウム島と東京を結び〈これからの奄美の環境文化〉を語り合う」を開催いたします。サブタイトルとしまして、「奄美の自然と深く付き合い、奄美の暮らしを持続させるために」と題しております。私は、本日の司会進行を務めさせていただきます、鹿児島大学鹿児島環境学研究会の奥山正樹と申します。どうぞよろしくお願い致します。本日のシンポジウムにつきましては、ご案内の通りですけれども、新型コロナ感染症拡大防止を考慮いたしまして、ここ奄美会場での御対面でのご参加をいただきまして、その他多くの方々にはオンラインで参加していただいているという形でございます。そのオンライン参加につきましては、奄美会場ではあまみエフエム・ディ!ウエイブの皆さんと、東京会場では西村和海さんに技術協力をいただきましてYoutubeLiveという形でシンポジウムの模様を配信しております。【主催者挨拶鹿児島大学学長佐野輝】―それでは改めまして、はじめに主催者であります鹿児島大学の佐野輝学長からの挨拶を映像でご覧頂きます。よろしくお願いします。鹿児島大学佐野学長(映像出演)皆さんこんにちは。鹿児島大学学長佐野でございます。本日は、鹿児島大学鹿児島環境学研究会が主催する第4回環境文化シンポジウムにお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。鹿児島大学は、「南九州から世界に羽ばたくグローカル教育研究拠点・鹿児島大学」となることを目指しております。本学は、奄美群島を含む南九州から南西諸島域の南北600キロに及ぶ県土をキャンパスとしており、南九州・南西諸島域を中心とした課題の解決に教育と研究の両面から取り組んでおります。現在、ここ奄美大島を含めた地域において、世界自然遺産としての登録が期待されているところですが、鹿児島大学では昨年10月に環境省様などと協定を結びまして、行政や研究機関と連携しながら、推薦地での調査研究、若い世代や地域の人材育成を推し進めたいと考えております。さて、本シンポジウムの副題は「奄美の自然と深く付き合い、奄美の暮らしを持続させるために」としています。6万人の人々が暮らすこの奄美大島に、世界自然遺産の価値を有する希少な野生動
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