-55-‣シマの人間も、東京にいる人間も、シマに対する思いは同じだと思います、そういった交流のできる場を主に設けるには何が必要か考えていきたいと思います。‣体験として行事をビジネス化するのは奄美の精神文化の空洞化になりはしないか。行事当日に見学参加はギリギリセーフか。八月踊りは伝統的八月踊りと、若者が好むアップテンポな八月踊りと変化が見られる。‣「結いの心」というフレーズが静島さんから出たが、その想いが根底にあり、みんなで集う場が必要なのかと思いました。保岡くんの「伝統文化を継承していきたくない訳ではなく、その必要性を伝えていきたい。自分は継承していきたい」という言葉を聞き、頼もしく、また、安心しました。‣「島出身はもっと外に。島を出たら、また島に帰る」これを繰り返してほしい。‣「伝統文化をなぜ引き継いでいかなければいけないか」という投げかけに対するいろいろな意見も楽しく聞かせてもらいました。‣環境省さんが自然環境に注目してくれるのはありがたいが、他方で同じ政府が山を削り、掘り下げ、基地を作っていることは相矛盾していると感じる‣最近は「国境離島」とか「離島防衛」とかいう文言が流布しており、「離島」じゃ国防のための踏み台にされている感がある。生活中心、産業中心の政策に転換してもらいたい。‣若い人が18歳で出ていくことを防ぐには、島内の高等教育機関(大学、研究所、天体・海洋観測所、ラボなど)を設置しフェローシップを採用すべく、島人、出身者、また教育機関で検討の機会をお願いしたい。7.そのほか感想やご意見など‣大変興味深い内容でした。高校生の意見が素晴らしかったです。‣奄美大島群島と沖縄の自然遺産に関しては、前と後では何が起こるのかをよくシミュレーションした方がいいと思っています。考えてはいると思いますが、他の自然遺産の例を加味しながら。‣ある意味、今のままの奄美でどうにか出来ないかという方向性を考えたいです。"‣環境文化?はもちろん行政主導だったものが、島民からの発想というけれど世界遺産がきっかけだとするとチョット残念?‣奄美を冠にしたことによる環境文化とは人それぞれの文化があり、環境に対するアプローチも違いがあると思いますので、互いに話し合う視点が必要ではないかな?‣今回は同じような意見の人達ですしたが違う意見も聞いてみたいきがしました。"
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