令和2年度「第4回環境文化シンポジウム島と東京を結びこれからの奄美の環境文化を考える」記録集
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-51-4.趣旨説明や、第1部「奄美の環境文化を考える視点」について、ディスカッション等を通して、気づいたことや印象に残ったこと、もっと知りたいことは何ですか?‣島の人達の生活と自然が繋がった「環境文化」はとても考え方はいいと思いました。私も田舎育ちですが、やはり島、特に奄美大島は人と人、集落と集落、人と自然と独自のものがあると思いました。私は内地の旅行者として、話に聞いた他の集落の話をしていきたいと思いました。北と南では生活がある意味違いますし、今となっては分かれている市、村でも旅をしていて大きく違うことが見えてきたからです。‣もう一度『奄美の「環境文化」を考える視点』での会話が少なかったような気がします。‣奄美の未来⇒日本の未来⇒世界への貢献というご説明に深く共感しました。「環境文化」という考え方は奄美で着実に根付いていることをみなさまのお話からも感じました。環境文化の考え方は、日本の他地域にもあてはまるという印象を受けました。奄美が日本の環境文化型の先端、モデルとなって発信していく未来の可能性を感じました。‣奄美の文化・芸能の普及継続。奄美群島の発展への願望、模索・探求‣一度島を出た方、ずっと住んでいる方、いくつかの地域を行き来した方がいらっしゃり、島に戻られた理由や、奄美をどう見ていたかなど聞けて興味深かった。‣「奄美大島の文化・自然環境を守り育て、将来に引き継ぐ手立てが必要・・」の主張に賛成です。今のうちに何らかの取り組みが必要と思います。‣伝統行事=集落のみんなと顔を合わせる機会という視点には、なるほどと思わされた。一方で、担い手の確保は共通の認識事項であり、解決に向けて取り組まないといけない視点だと思いました。‣幼少期の思い出に終止‣「今の子は外で遊ばない」「昔(自分達)は海や山や川で遊んだ」でどうする?どうしたいのか?どうすべきなのか?今のままでいいと思っているのか?‣見えてこなかった。今の奄美を昔に戻したいのか?"‣バックグラウンドは私もよく似ていた。川→海→山の順にアウトドア派であった。18歳まで島暮らし。文化、伝統行事への参加度は低かったが、自然に加えて、それがあるから、他地域とは違って、奄美群島だとわかるものになっている。‣パネリストの方々が地域に溶け込んで活動していること、伝統を大事にしていこうと心掛けていることを知りました。‣環境文化に対する気づきとして、4人の皆さんの話を興味深く聞かせてもらいました。

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