令和2年度「第4回環境文化シンポジウム島と東京を結びこれからの奄美の環境文化を考える」記録集
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-44-たし、井藤さんからは、今日議論になった伝統行事というのは、今はもう必要性がなくなっているということで、今度は新しいビジネスと伝統行事をつないでいくという視点のお話だったかと思いますが、今のあの話を聞かれていかがでしたでしょうか。浜手井藤さん、こんにちは。私は「結いの島」のfacebookをよく開いています。さっきお話しされましたように、商業ペースじゃなくて、私は御社がいろんなイベントに関わっていることに心からの感謝を申し上げたいと思います。今2つの事業が行政であるのが、一つが集落歩き事業でございますね。これは奄美群島事務組合が主催しております。もう一つは、奄美トレイルの設定にもあたりました。こういうふうに、だんだんだんだん、行政サイドで地域の文化という融和した事業が少しずつ芽生えてきております。その中で御社が、会社として同じような感情を持つ事業を展開していることについて、地元の一人として、大変嬉しく思っているところです。やはり、東京で集客をしたに企画を立てたりするということは大変でしょうけども、どうか奄美のためによろしくお願いいたします。小栗他にいかがでしょうか。濱田今、お聞きしたように、伝統行事だけの事を考えると、やっぱりビジネスとしては難しいということでしたので、確かにそうかなって思う部分もあるのと、私も海外旅行とか好きでいくんですけれども、やっぱり、どこかに行って、色んなアクティビティを楽しんだりとかすることが経済にはもしかしたら、いいかもしれないですけど、今のおっしゃるように、たしかに難しいなって思いましたね。例えば八月踊りとかですと、私は琉球舞踊をちょっと習ってるんですけども、琉球舞踊は舞台に上がって人に踊りを見せるものなんですよね。お金もいただいってという形なんですけども。果たして、その島の行事が全部経済につながるかって言われると、どうかなあって確かに思うところがありました。どうしたらいいかというのはちょっとわからないんですけども。小栗静島さん、中村さんにもお伺いしたいと思うんですけども、行事を残すために、いろいろご苦労もあり、でもその中で、達成感がある。行事が難しくなっているのは、昔のような必然性がない。その必然性をつくっていくというところがあると思うんですけども、今あの東京会場の方から話があったのは、そういったものをはビジネスという形で伝統行事を使っていくという話かと思うんですけども、そのあたりはどう受け止められているんでしょうか。静島伝統行事をビジネスでって、ピンと来ない部分がありまして、続けていくためにはということを色々考えた時に、昔のように行事が一から十まで全部続けていくというのは、なかなか、人のこともありますし、難しいことであれば少し減らして、例えば、どなたかおっしゃってましたけど、相撲ですね。今はもう、相撲が嫌で、行事自体を拒絶される方も増えてきているということですので、そういったものを外しながら、そういった形で、昔よりも、少し、いらないところは外して、必要な部分を残しておき

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