令和2年度「第4回環境文化シンポジウム島と東京を結びこれからの奄美の環境文化を考える」記録集
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-37-Youtube Live のチャットでのご意見奄美での集落の伝統行事はいろいろあると思いますが、環境文化は集落の「ハレとケ」を維持してきた伝統行事に負うところあると思います。したがって、持続可能な集落の環境文化を考える場合、伝統行事に集落の生活がどのように関係してきたか?たとえば、子どもの遊びは年長者と年少者の組織が既に伝統行事の維持に結び付いているのではないでしょうか。今の生活は AI や IoT の導入で日進月歩で便利になっています。奄美の集落の生活においても当然、都会での生活の進歩は情報として伝わっていると思います。そういう集落の生活改善と環境文化の維持の間には当然、変えることと、変えられないことが生じるでしょうが、何を一番変えたくないのか?をパネラーの意見を伺いたいです。先祖を思い、自分の子どもたちへ伝えたい思い、「人のつながり」を創り発展させることが持続可能な発展に繋がるんですね。人のつながりが集落を発展させ、奄美を発展させる。そこには海の豊かさ、陸の豊かさが守り受け継がれていく。奄美を発展させる力は、新しい技術を使った生活改善を行う一方で、受け継がれていく伝統行事をさせる人のつながりが奄美の環境文化になるのですね。SDGs の事例研究において、これからも奄美集落の生活改善運動の調査研究レビューをお願い致します。

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