令和2年度「第4回環境文化シンポジウム島と東京を結びこれからの奄美の環境文化を考える」記録集
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-29-小栗ありがとうございます。今10代の2人から、「いやいや、自分たち、外で遊んでるんだけど」というお話なんですけど、どうでしょうか。奥それを聞いて安心しました。僕なんかと同じような感じの遊び方をしてるんだなぁというのを聞いて、ちょっと、ほっとはしましたね。小栗一方でやっぱりそうじゃないっていうことを皆さん、見てきてると思うんですけども、皆さんの方から高校生のお二人に質問はないですか。要田さんも、保岡さんもそうした遊びには一人で行くんですか?誰かについて行ってもらったりとかですか?保岡阿木名は人が少なくて、先輩後輩の関係性があんまりなかなかないので、先輩後輩連れて5、6人とかで、変な山に登ったりしたり、川で泳いだりしたりしてましたね。でも外で遊んでたとはいえ、やっぱりゲームとかたくさん普及しているので、昔の人たちに比べたらもう相当。誰かの家に集まってゲームをしたりっていうのは確かにあります。だから、外で遊ぶ量は絶対少なくなってはいるけど、たまには外でも結構遊んだりはしてるよっていうのあります。小栗静島さんは何か聞きたいことではないですか?静島お二人と同じ大島高校の娘がちょうど今度卒業で、同じ世代なんですが、お二人はすごく貴重な存在だなと思っております。ニンジンを盗るのはやめた方がいいと思いますけども。我々の時はよく、おなかが減ったときにサトウキビを取って食べたりしてましたけどね。今やめた方がいいじゃないかと思うんですが。小栗100人のインタビューをさせていただいたときに、お話に出てきたのは、親、お父さんに連れて行ってもらったり、集落のおじさんに付いて行ってもらったり、誰かしら導く人がいたりしているなと。昔は集落全体でやっていたものが、今はかなり個別的家庭的になってるなという気がするんですけど、要田さんは集落の誰かに教わったりとかだったんですか?要田私はタナガ(手長エビ)取りも秘密基地づくりも、タラの芽取りも大好きだったんですけど、やっぱりそれを教えてくれたのが、近所の友達だったり、同級生だったり。先輩方ではないかなって思うんですけど、仲良い友達が多かった気がします。海での釣りでは、祖父の実家が管鈍にあって、そこで知り合った知らないおじぃに「ヤドカリをエサにして釣ったら、大きい魚が釣れるよ」と言われたので、竹竿の釣り針にヤドカリを潰して付けて、魚釣りをしたっていう経験があります。近所のおじぃ、おばぁだったり、そういう人たちに教えてもらったっていう経験も多くあります。小栗濱田さんは何か聞きたいこととかありませんか?濱田高校生のお二人にも、周りでいろんな行事ごととか地域の行事ごととかあると思うんですけ

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