令和2年度「第4回環境文化シンポジウム島と東京を結びこれからの奄美の環境文化を考える」記録集
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-26-いろ言われてきたことは少しでも実践するように心がけています。小栗今、濱田さんから先輩の話というのが出てきてるんですけども、ここに登壇されている方も多分、先輩に教わって、それをまたつないでいくことをされてきているかと思うんですけども、奥さんも子どもの頃はハブを掴んで振り回したりとか、かなりやんちゃなことをされてきたようなんですけど、高校時代はサーフィンをやったり、今はキャンプをやったりだとか、そういった自然のつながりとの楽しみを実践されていると思うんですけど、それはどういうきっかけだったり、今後はどういうふうに展開したいと思ってらっしゃるんですか。奥きっかけは本当に、小さい時はそうやって自然の中で遊んでってなるんですけど、思春期になってくると、同じような遊びもどんどんちょっと飽きてきたりとかして、ちょっとカッコつけたりもしてとなると、シマで遊ぶのないな。何もないシマだなとか思いながら過ごしてきたんですけど、高校生になって、サーフィンに出会ったことで、また、奄美の自然、奄美大島のすごさみたいなこともやっぱりすごく感じたりもしたので、自然で遊ぶのがやっぱり自分は好きなんだなぁということを再確認したというか、そういうのもあって。一人で遊ぶ分にはそれだけでもいいんですけど、やっぱり子どもが生まれて、子どもたちと遊ぶとなった時に、サーフィンだと子どもたちと一緒に遊ぶのもちょっと難しいとなったときに、キャンプを通して、子どもたち、友だち家族と遊んだりとかして、それが楽しくて。やっていくうちに、今度は火の使い方だったりとか、一緒に遊びながら子どもたちにこう伝えられたりもしたので、そういうことにをはまっている感じなんですけどね。小栗中村さんはずっとこちらにいらっしゃいますけども、静島さんだったら釣りとかサーフィンだったり、濱田さんは景色見るのが好きだっておっしゃっていて、何らかのそういったシマでのその楽しみということを持ってらっしゃる気がするんですよね。今はリモートで、ある意味、どこでも暮らせるという中で、「ここでなきゃいけない」という意味が、ここにあるものですね。結局、今、どの集落でも人が減ってきている中で、なぜここではなくて、その集落なのかといったときに、やはりそこにしかないもの、そこにしかない楽しみだったり、そういったものが「環境文化」というか、そのつながりというところなってくるのかなと感じます。少し時間が押しておりますので、第1部はここで終了させていただいて、次の第2部では、今ご登壇の皆さんと次のコメンテーターである上の世代と下の世代の方たちと交えて、議論をしていきたいと思います。―それでは、第一部のパネリストのみなさん。非常に有益な議論をありがとうございました。これから5分間の休憩に入らせていただきたいと思います。14時55分から再開したいと思いますので、お時間になりましたら、お席に戻っていただけるようにお願いいたします。=休憩(5分間)=

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