令和2年度「第4回環境文化シンポジウム島と東京を結びこれからの奄美の環境文化を考える」記録集
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-9-生きる人にとってどんな意味や可能性があるのかということに関心をもって取り組んでいきました。この鹿児島環境学研究会が2008年に立ち上がっているんですけれども、これまでいずれも南方新社さんから奄美の世界自然遺産のこと、あるいはノネコのこと、そして環境文化のこと、ということで本を出版し、たとえ小さくても提案を出すという活動しているところです。「環境文化」をめぐる近年の動きそして環境文化をめぐる近年の動きということで、先ほど2015年までを示しましたけども、実はその続きがこのようにございます。この「環境文化」という言葉、行政主導でへスタートしたということなんですけれども、その後の特徴をみますと、島民発島発ということが近年、顕著に見られるのかなというふうに思っています。とりわけ、こちらの一つのアイディアとして提案されたんですけども、その核心には、価値があるのは自然だけではなくて、自然と人の暮らしとの関わりの中、そこに価値を見出し、その全体を見ようというところが背景、大事な点としてあるように思います。そして、こちら「唄島プロジェクト」。2018年にアーティストさん達でスタートしたものですけども、10月に、ここに小さくて見えないんですけども、奄美の環境文化祭ですね、環境文化祭ということなんですね。そこのコンセプトを見るとですね、世界自然遺産で奄美が素晴らしいと言われているけど、実は、奄美には文化もあるんだということを島発でもすで動きがあるというのが、奄美の今の特徴ではないかなと思っております。それから、屋久島の国立公園。紹介するスライドはあるんですけど、省かせていただきます。屋久島も同じように世界自然遺産となる国際的な評価があるんですけども、むしろ屋久島の生活文化にも価値があるんだということで提唱されてきているわけです。

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