令和2年度「第4回環境文化シンポジウム島と東京を結びこれからの奄美の環境文化を考える」記録集
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-8-【シンポジウム趣旨説明『奄美大島の100人、100の環境文化』インタビューから見えてきたこと】―それではこれより、本シンポジウムの趣旨説明とそれから第一部「奄美の環境文化を考える」に移りたいと思います。コーディネーターを務める鹿児島環境学研究会の小栗さんよろしくお願いします。それから第一部パネリストを務めていただく4名の皆さん、ご登壇いただけるようにお願いいたします。なお、パネリストの方々は奄美リゾートばしゃ山村取締役奥光太郎さん、嘉鉄青壮年団長静島良樹さん、住用町市婦人部会部長中村由美さん、奄美市社交飲食業組合理事濱田美和さんの4名でございます。どうぞよろしくお願いします。鹿児島大学鹿児島環境学研究会小栗有子(以下、小栗)紹介にあずかりました、これからシンポジウムの趣旨説明とコーディネーターを務めます鹿児島大学鹿児島環境学研究会の小栗ですよろしくお願い致します。後程、第一部のパネリストの皆さまを順次ご紹介したいと思いますが、まずはこの会の趣旨説明をいたします。本日の配布資料に趣旨説明の内容について書かせていただいておりますので、少しポイントを絞って、手短に行きたいと思います。「環境文化」とは?本日は、「島と東京を結び〈これからの奄美の環境文化〉を語り合う」ということで、最初に確認しておきたいのは、これから議論する環境文化とはそもそも何なのかということです。こちらに確認しておきたいことが3つあります。ひとつは、環境文化というのは何か具体的な実態があるというよりは、一つのアイディア、考え方、思想として提案されたということです。そして、世界自然遺産登録地とりわけ鹿児島県と関係の深いということが2つ目。そして、今回も環境省の受託で行うものですけれども、県・国行政主導として当初からあったということです。最初、屋久島でこの「環境文化」考え方が提唱されて、その後、先ほど詳しく環境文化型国立公園ということで、14年後にこういった形でまた日の目を見ているということになるかと思います。鹿児島大学鹿児島環境学研究会の活動そして、大学としてこの言葉に、どういうふうにこれまで向き合ってきたのかというと、この一見分かったようで分からない言葉が、奄美に

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