平成27年度「奄美の明日を考える奄美国際ノネコ・シンポジウム」
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- 81 -・ノネコは早急に排除されるべきだと思いますし、ノネコの予備軍になるノラネコについても同様に排除されるべきだとかねて思っていて、その思いは今でもかわりません。・ノネコ駆除と経済的効果の関係なんて考えた事なかった。・ノネコ問題は、人とネコの関わりであるということを強く指摘されたことが印象に残った。・わからないところ、自分の気持ちの中で矛盾しているところがわかったというところが正直な気持ちです。・一言にノネコ問題といっても、人によって、立場によって何が問題なのかも違うし、どの答えが正解なのかも異なるということを改めて感じた。・奄美と徳之島での島民意識の違い。・外来種の駆除やモニタリング作業が地域住民の雇用創出につながるということなので、ノネコ、ノラネコについても行政が積極的に実施、導入していくと良いのではないかと思った。・議論を進める上で、共通の「ものさし」が必要。(小栗先生の発表)・駆除の方法、かこいこみ・今日のようにもっと話し合えば解決できるかもしれないと感じた。・他のシンポジウムと内容はあまり変わらない。次の段階へ進むべきと思っていたら、猫部のコメントが一番現状が伝わった。議論を深めなかったのは残念。・大勝小の子ども達が制作してくれた冊子はとてもすばらしい内容です。島の多くの大人の目にふれて頂きたいと思います。・保護された猫は安楽死ではない! 猫達は幸せでない! 質疑応答をしてほしかった!・野ネコの問題が希少生物にまで関わる深刻な問題とは全く知らなかった。ただ同じ生き物として殺処分をする権利があるのか…と考えると増々深刻です。これからも勉強したいと思いました。・野良猫、野猫の違いが分かりました。猫に対する皆さんの考えが様々で、勉強になりました。6.ご意見・ご感想(抜粋)・高校生のパネリスト、よかったです。今後、シンポがある時は若い人をどんどん入れてください。・たかがネコ、されどネコ…という想いを深く感じました。大勝小学校の取り組み、とても素晴らしい事だと思います。情操教育の一番大切な時期に自然の大切さ、命の尊さを身をもって取り組む事で、将来の人間性を育む事につながり…今回だけにとどまるのではなく、広げていく事を望みます。・ノネコが希少種を捕食しているのはまぎれもない事実であり、これを解消するのは緊急避難的措置として対応が必要。ノネコを捕獲して順化及び里親探しにあまり長期の時間を掛けるのは税金投入との兼ね合いがあり、多額の税投入は納税者のコンセンサスは得られない。ノネコイコールマングースと同列に考えるべきである。一方ノラネコ推定9000匹のTNRはそれ以上の多額の税投入が必要となる。一定期間の収容とし、順化、里親探しを永久にすべきでない。・ノネコの対策について具体的な方向性を議論してほしい。・パネルディスカッションで久野さんが「都会では室内飼いが当たり前でetc…」と話されていて、自分もそうであったと振り返り、なぜ奄美に来てできなくなったのか、それは回りにノラネコ(家ネコも多数)が多数いて、うちのネコもちょっとくらい外に出てもいいかな?という甘い考えがあったからだなあ~と反省しています。完全室内飼い、なんとかやってみたいと思います。・希少動物が生息する奄美大島の場合、ノネコとノラネコは区別し、ノネコは捕獲殺処分やむなし、飼い主の義務としてノラネコは再発防止のため避妊化、室内飼育する条例が必要だと思います。・ノネコ問題(外来種問題)を学校教育に取り入れる取組は非常によい活動だと思いますので、これから

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