奄美国際ノネコ・シンポジウムの開催趣旨世界自然遺産登録が現実的な段階を迎えた奄美地域では、今後地域住民の理解と協力を得た外来種対策、特に地域住民の飼い猫に由来する野生化したネコ(ノネコ)が引き起こす問題への対応が課題になります。これは、世界遺産登録を目指す環境省、鹿児島県そして地元自治体にとっても、遺産登録の調査段階で必ず地元としての取組が審査対象となることから、極めて重要な課題です。こうした観点から、鹿児島大学鹿児島環境学研究会では、環境省、鹿児島県、地元自治体などの協力を得て、地域住民の視点に立ったシンポジウムを開催することにいたしました。このシンポジウムを通じて、世界遺産登録に向けた地域の取り組みのあり方について率直な議論を展開し、「明日の奄美を語る」中で地域住民の理解と協力を得た対応方策を模索することによって、世界遺産登録の実現に向けた鹿児島大学としての貢献を行うものです。なお、日本同様の島国であり、先進的な外来種対策を行っているニュージーランドの研究者からノネコ対策を含めた取組の報告を受けることにより、国際的な実情も踏まえた議論の展開を図ります。鹿児島大学 鹿児島環境学研究会
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