平成27年度「奄美の明日を考える奄美国際ノネコ・シンポジウム」
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- 8 -美大島の中南部一円でマングースが捕まえられていたんですけれども、昨年度、右下の図ですけれども、すでに点在的な分布状況というふうになっています。推定生息数が平成12年度時点で一万頭だったのが、現在、昨年度時点で100頭以下ということになっております。 このようにマングースがかなり大幅に減った状況になりまして、その効果も出始めています。実際にアマミノクロウサギやアマミトゲネズミなどの希少動物の生息状況の回復が確認されております。今後、環境省としましては、平成34年をめどに奄美大島からの完全排除、根絶を目指していきます。 次に、本日の問題であるノネコの話に移ります。ノネコの特徴を簡単に申し上げておきますと、まず小動物、鳥やカエル、虫、トカゲですとか、そういったものを何でも食べます。また、鋭い歯とツメ、俊敏な動き、木登りも得意ということで、こういう生き物はもともと奄美にはいませんでした。それから、条件がいいと一度に4頭から8頭、年間1回から3回繁殖することができるということで、条件がいいとあっという間に増えてしまいます。 私たちマングースバスターズの取り組みで仕掛けている森の中に、あちこちカメラを仕掛けているんですけども、カメラの中にしっかりと動物を捕まえている写真などが写っています。左側は、カエルをくわえています。右側は、これ、オーストンオオアカゲラですね。これをくわえている写真です。それから、皆さん、一番見たことがあると思いますが、

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