平成25年度地域の環境文化に依拠した自然遺産のあり方に関する調査検討業務報告書
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43 図7 日常食における主食の割合 図8 特別食における主食の割合 図9 主食の素材で見る季節 4)汁 汁は501回記録されている。具材は豚、大根、玉菜(キャベツ)、魚、フワイ(田芋の茎)が多い。 豚は家庭でつぶす(喜界島では豚を焼くという。)。豚汁と明記されているのは21回だが、豚肉が入った汁が23回、豚で出汁をとったものや豚脂を入れたものを含めると148回を数え、身近な存在であったことが伺える。魚介類では、魚(不明)、サワラ、飛び魚、エビなどが記述されており、総計で76回に及ぶ。 野菜類では大根が92回と多く、季節的には12月から6月にかけて用いられた。次いで玉菜が89回で2月から6月に食されている。食された日を分析すると、季節によって用いられる野菜が明瞭に異なることが示された(図11)。自家の畑でその時期に収穫されたものを用いていることが伺える。

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