平成25年度地域の環境文化に依拠した自然遺産のあり方に関する調査検討業務報告書
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42 図4 日常食のパターン 図5 特別食のパターン 3)主食 甘藷、ご飯、米粥、ソテツ入り粥が主なものである。特別食と日常食を比較すると、日常では甘藷が半数を占めるのに対し、特別食ではご飯が半数を占め、素麺の割合も高くなっている。季節をみると、甘藷と米は年中食されているのに対し、麦・粟・黍は夏に食されていた。『奄美生活誌』(恵原義盛、2009、南方新社)によれば、麦は旧暦の4月に収穫され、旧暦の4月は麦飯を食べる月と記載されており、これとよく一致する。なお、主食は一種類摂る場合と二種類摂る場合があるが、本分析では食事回数ではなく、出現数を用いた。 図6 食事における主食の割合

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