平成25年度地域の環境文化に依拠した自然遺産のあり方に関する調査検討業務報告書
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149 ☆フクギ ☆イスノキ ☆イヌマキ ○庭木 ☆アマミセイシカ セイシカの変種で奄美固有変種となります。ツツジ科ツツジ属の常緑小高木です。花は、3〜4月頃に咲き、花冠は白色または、淡桃紫色で、経4〜5cmの漏斗状鐘形で5深裂し、花冠の上側内面に淡黄色の斑点があります。上品なこの花は、多くの人々が引きつけられる魅力ある花ではないかと思います。 ☆ケラマツツジ 林縁や林内の岩場などに自生する常緑低木です。名前の由来は、この種が最初記載された自生地である慶良間諸島に因んで付けられたのです。3〜5月(低地)、5〜7月(高地)、枝先に8cm程度の朱色の漏斗形の花を2〜4個付けます。庭木や公園樹などに植栽されています。 〇生垣の樹種 ☆ゲッキツ、ゴモジュ、クロガネモチ、ハマヒサカキ、トベラ、イスノキ、ツルグミ、ハマヒサキカキ、ヤブツバキ、イヌマキ、ホウライチク ○屋敷内有用植物 クマタケラン、ヘンヨウボク(クロトン)、シマショウガ、ハラン、シキミ、ゲットウ 〇観賞用 ☆アマミエビネ、奄美大島固有種の植物です。草丈は30〜40cmほど。縦皺のある大きな葉を数枚つけます。3〜4月、花は全開せず、少し下向きに咲きます。白色からピンク色の薄いものから濃い物まで変化に富んでいます。園芸目的で採集されて自生地は急に激減し環境省の絶滅危惧種1A類(CR)に指定されています。 ☆イカダカズラ、ユキヤナギ、トラノオ(チトセラン)、ヒギリ、ドラセナ(センネンボク)、サンタンカ ○果樹 パパイヤ、ムベ、ナツダイダイ、ビワ、キンカン、ボンタン、タンカン、オオベニミカン(アカミカン)、カキ、オガサワラバナナ(シマバナナ)、バンシロウ

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