平成24年度「屋久島・小笠原諸島等の島しょ型世界自然遺産をモデルにしたネットワーク構築等業務」報告書
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- 1 - 第1章 調査方法 1.調査対象範囲 環境省・林野庁により平成15年度に開催された「世界自然遺産候補地に関する検討会」において、「琉球諸島1」という呼び名で選定された範囲は、吐噶喇列島以南の琉球弧の島々である。 今回、世界遺産暫定一覧表に、自然遺産として「奄美・琉球」を記載することが決定された範囲は北緯24 度~29 度、東経123 度~130 度とされており、概ねトカラギャップ以南の島々である。 本調査の調査対象は、トカラギャップ以南の島々とし、必要に応じてトカラギャップ以北の情報についても収集を行うこととする。 図1-1 調査対象範囲 1環境省・林野庁により平成15年度に開催された「世界自然遺産候補地に関する検討会」では、ここでいう「琉球諸島」の価値(大陸島の種分化など)が、大隅諸島の屋久島が登録された価値とは異なることを強調するという、世界遺産推薦における技術上の観点から、吐噶喇列島以南を「琉球諸島」と呼んで区別している。環境省http://www.env.go.jp/nature/isan/kento/index.html 世界自然遺産候補地に関する検討会「第4回検討会議事録」等を参照。

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