平成23年度「琉球弧の世界自然遺産登録に向けた科学的知見に基づく管理体制の構築に向けた検討業務」報告
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76 2.小笠原諸島世界自然遺産地域の管理体制と登録に至るプロセス 小笠原諸島では、暫定リストの提出前に地域連絡会議と科学委員会が設置された。科学委員会は、顕著な普遍的価値の陳述をはじめとする推薦書の作成、管理計画の策定、現地視察対応に大きな役割を果たした。 1)地域連絡会議と科学委員会の設置 2006年11 月に、小笠原諸島の世界遺産登録に向けて、管理のあり方の検討、関係機関の連絡・調整を目的として、関東地方環境事務所、関東森林管理局、東京都、小笠原村および小笠原諸島の保全と管理に関わる地元関係団体で構成する地域連絡会議が設置された。また、小笠原諸島の自然環境の保全・管理等について科学的な見地からの検討を行うことを目的に、学識経験者からなる科学委員会が設置された。 図5-1 小笠原諸島の世界遺産登録に向けた管理体制

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