平成23年度「琉球弧の世界自然遺産登録に向けた科学的知見に基づく管理体制の構築に向けた検討業務」報告
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32 (2)鳥類 鳥類ついては、平成17年度報告書から分類群の変更等はないが、日本鳥類目録改訂第6版(日本鳥類目録編集委員会、2000)に続く、改訂第7版の出版に向けた準備を進められており、推薦書の作成に際しては、第7版出版後に種リストの再作成が必要となる。 日本鳥類目録改訂第6版によれば、「琉球諸島」からは17目64科395種の鳥類が記録されている。これは、日本産鳥類18目74科542種のうちの約73%を占め、この地域が豊かな鳥類相を持っていることがうかがえる。 表3-8 「琉球諸島」の鳥類と日本全土の鳥類の比較 日本固有種は8種(ヤマドリ、ヤンバルクイナ、アマミヤマシギ、アオゲラ、ノグチゲラ、アカコッコ、メグロ、ルリカケス)で、「琉球諸島」にはそのうちの5種(ヤンバルクイナ、アマミヤマシギ、ノグチゲラ、アカコッコ、ルリカケス)が生息し、アカコッコを除く4種は沖縄島や奄美諸島など限られた地域にのみ分布している。また、すでに絶滅した日本固有種5種のうち2種(リュウキュウカラスバト、ミヤコショウビン)は、「琉球諸島」にのみ生息していた種であった(山階鳥類研究所,2004)。 「琉球諸島」に生息する固有種は、世界的にみても希少な鳥類である。沖縄県の「県鳥」でもあるノグチゲラは沖縄島やんばる地域にのみ分布するキツツキで、世界中に近縁種の見られない一属一種の鳥とされている。その個体数は約320~390種数全体における割合科数属数種数固有種固有率全体における割合琉球/日本カイツブリ目50.9312400.01.0180.00%14ミズナギドリ目285.20371500.03.8053.57%612ペリカン目132.4255110-2.7884.62%311コウノトリ目254.653132300.05.8292.00%1219カモ目529.671123500.08.8667.31%1133タカ目295.392122600.06.5889.66%1225キジ目50.9311100.00.2520.00%11ツル目224.094131815.64.5681.82%715チドリ目12523.231141971-24.5677.60%1889ハト目101.8625800.02.0380.00%55カッコウ目61.1212500.01.2783.33%04フクロウ目112.0414700.01.7763.64%25ヨタカ目10.1911100.00.25100.00%11アマツバメ目30.5612300.00.76100.00%02ブッポウソウ目91.6745800.02.0388.89%26キツツキ目112.041341-1.0136.36%23スズメ目18334.01225612921.632.6670.49%17115538*四捨五入6418439551.373.42%100350※日本鳥類目録改訂第6版より作成目日本全土「琉球諸島」環境省 RL(2006)亜種含むIUCN RL(2011)種のみ

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