平成23年度「琉球弧の世界自然遺産登録に向けた科学的知見に基づく管理体制の構築に向けた検討業務」報告
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9 表2-1 推薦書書式の項目と要件の概要等 推薦書の書式の項目 (130段落) 要件の概要 (132段落) 詳細な様式 (付属文書5) 1.物件の範囲 (Identification of the Property) 推薦する物件の範囲(境界線)を明確に示すこと。 1.a国名 1.b州名・地域名 1.c物件の名称 1.d秒単位の地理座標 1.e推薦物件およびバッファーゾーンの境界線を示す地図および図面 1.f推薦物件の面積および予定バッファーゾーンの面積 2.物件の内容 (Description of the Property) 物件の特徴及びその歴史と変遷の概要を含むこと等。 2.a物件の内容 2.b歴史と変遷 3.登録の価値証明 (Justification for Inscription) 当該物件の推薦の根拠となる評価基準(作業指針77段落)を示し、評価基準ごとにその基準を採用した明確な論拠を示すこと。 3.a記述の根拠となる評価基準(および当該評価基準に基づく記載の正当性の証明) 3.b顕著で普遍的な価値の証明書案 3.c(類似遺産の保存状態を含む)比較解析 3.d完全性または真正性 4.保全状況及び物件へ影響を与える諸条件 (State of Conservation and Factors Affecting the Property) 物件の現在の保全の状況に関する情報及び物件に影響を与える諸条件(脅威等)を記載すること。 4.a現在の保存状態 4.b物件に影響する諸条件(ⅰ開発圧力、ⅱ環境圧力、ⅲ自然災害およびリスク管理、ⅳ来訪者および観光による圧力、ⅴ遺産及びバッファーゾーン内における居住者数) 5.保護管理 (Protection and Management) 保護:当該物件の保護に最も関係のある法的措置、規制措置、契約による措置、計画的措置、制度的措置及び/または伝統的手法による措置の一覧を示し、それらた実際にどのように機能するかについて詳細に分析すること。 管理:適切な管理計画またはその他の管理体制を記載すること。 5.a所有関係 5.b保護指定 5.c保護措置を講ずる手段 5.d地方自治体および地域に関連する既存の計画 5.e物件の管理計画またはその他の計画 5.f資金源およびそのレベル 5.g保存および管理技法における専門技術の源泉および研修 5.h来訪者の施設および統計 5.i物件の整備および宣伝に関連した政策およびプログラム 5.j要員のレベル 6.モニタリング (Monitoring) 物件の保全状況を測定するための主要な指標等を記載すること。 6.a保存状態を測定する主要指標 6.b物件のモニタリングのための行政的取り決め 6.c過去の報告作業の結果 7.資料 (Documentation) 上述の各項目に加え、推薦に必要な資料(写真など)を提供すること。 (省略) 8.管理組織の連絡先 (Contact Information of Responsible Authorities) 連絡先を示すこと。 (省略) 9.締約国代表署名 (Signature on behalf of the State Party(ies)) 締約国を代表して署名する権限を与えられた政府職員の直筆の署名を付すること。 (省略) 平成17年度報告書より転載 資料:世界遺産条約履行のための作業指針より作成

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