83 パネルディスカッションⅠ部「徳之島とは何か」 進行・西村明(にしむら あきら) 鹿児島大准教授、宗教学、宗教人類学。1973年長崎生まれ。東京大学院卒。鹿児島環境学WG。 ○石上英一(いしがみ えいいち) ○渡邉綱男(わたなべ つなお) 環境省自然環境局長。1956年東京生まれ。2002年の「新・生物多様性国家戦略」づくりを担当。その後、東北海道地区自然保護事務所長となり、釧路湿原の自然再生や知床世界遺産登録に向けた取組を進める。名古屋で開催された生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の実務責任者として会議を成功に導く。2011年1月7日より現職。東京大学卒。 ○宮本旬子(みやもと じゅんこ) 鹿児島大准教授、植物系統学。1963年東京都生まれ。千葉大学院卒。鹿児島環境学WG。日本の野生植物が「どのような来歴で自生するようになったのか」「どのように絶滅することがあるのか」について遺伝子や染色体の分析技術を使って研究している。 ○河合 渓(かわい けい) 鹿児島大准教授、海洋生物学。1963年愛知県生まれ。北海道大学院卒。主に貝類の生態を研究し、太平洋の島々を対象に人々の貝類の利用を通して「人と自然の関係」について研究を行っている。鹿児島環境学WG ○服部正策(はっとり しょうさく) 東大医科学研究所奄美病害動物研究施設准教授。1953年島根県生まれ。ハブ咬傷対策研究の専門家。ハブの毒の組成や形態の変異だけでなく、希尐植物の分布の偏りから南西諸島の成立の謎を解明しようとしている。 ○本田碩孝(ほんだ ひろたか) 徳之島郷土文化研究会会長。1943年徳之島井之川生まれ。元小学校教諭で、鹿児島県内小学校教員、知覧町松ヶ浦小学校長を歴任。千葉大学教育学部卒。『奄美民話集』(1~6集、郷土文化研究会、1979~1988年)など著書・編書多数。鹿児島大学非常勤講師。 ○池村 茂(いけむら しげる) 「工房海彩」主宰。漁師。1956年徳之島母間生まれ。徳之島の海岸全域にわたり、オニヒトデの駆除などサンゴ礁の保全活動を実施。夜光貝の工芸作品は九州国立博物館、奄美博物館に展示されている。 ○高岡秀規(たかおか ひでき) 徳之島町長。1959年生まれ、社長を務める高岡醸造は、奄美諸島で唯一ラム酒を造る蔵で、1976年にサトウキビの汁を原料にラム酒製造実験に着手。2年後に日本で初めてのラム酒を販売。2007年から現職。 ○大久幸助(おおひさ こうすけ) 天城町長。1938年生まれ、元中学校教諭で徳之島町の亀津中、天城中校長などを歴任。日本大短大卒。奄美群島糖業振興会長、福祉施設理事。2006年から現職。 ○大久保明(おおくぼ あきら) 伊仙町長。1954年生まれ。熊本マリスト学園高等学校、鹿児島大学医学部卒業。徳之島徳洲会病院長、鹿児島県議会議員などを歴任。2001年より現職。
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