平成22年度「持続的な地域づくりに資する琉球弧の世界自然遺産登録に向けた課題と方策に関する検討業務」
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56 ① 耕地面積(図表3-18) 昭和50年代にやや増加したが、その後は微減傾向である。 耕地内訳では、青森県側は概ね田と畑が半々であるが、秋田県側は田が多い傾向にある。 ② 農業産出額(図表3-19) 農業産出額は鰺ヶ沢町が一番大きく35億円である。鰺ヶ沢町では、昭和55年以降平成6年まで50億円~60億円の算出額があったが、平成7年以降減尐傾向が続いている。その他の町村も概ね同様の傾向である。 ③ 農業算出額(作物別)と生産農業所得(図表3-20) 平成18年の生産農業所得統計によれば、海沿いでやや耕地が広い鰺ヶ沢町と八峰町において稲作が大きい割合を占める。また、西目屋村と鰺ヶ沢町では果实(为にりんご)の算出額が大きい。 農家一戸当たり生産農業所得でみると、鯵ケ沢町と西目屋村が大きく約150万円である。耕地10a当たりの生産農業所得もが大きく、これはりんご栽培によるものと推察される。深浦町、藤里町、八峰町は、農家一戸当たり生産農業所得が100万円に届いていない。 ④ 農家戸数・農業就業人口(図表3-21) 農家戸数及び農業就業人口が最も多いのは鰺ヶ沢町で、それぞれ1039戸、1658人である。ついで、八峰町、深浦町、藤里町、西目屋村の順になっている。 農家戸数と農業就業人口は各町村とも減尐傾向にある。 (5) 森林・林業(図表3-22) 関係町村の森林面積は13万5千ヘクタールで、森林率は85%である。森林面積のうち70%が国有林である。中でも西目屋村と深浦町の国有林の占める割合が高く、8割を超える。八峰町は私有林、町村有林、財産区有林の割合が高く、国有林の割合は2割である。 林業の状況であるが、林業従事者は平成17年において、関係町村合わせて178人で、最も多いのが藤里町の64人である。 産業別総生産額によれば、林業の産出額は平成8年以降各町村とも大幅に減尐している。林業従事者が最も多い藤里町では平成8年に6億4千万円だったのが平成19年には6千8百万円に減尐している。 (6) 観光

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