平成22年度「持続的な地域づくりに資する琉球弧の世界自然遺産登録に向けた課題と方策に関する検討業務」
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36 ④ 海岸改変(図表2-7~2-9) 平成10年において、やんばる3村の海岸線の62.1%が自然海岸、24.0%が半自然海岸、13.0%が人工海岸となっている。海岸の改変は、沖縄海岸国定公園に指定されているにも関わらず、西海岸で顕著である。 昭和53年からの変化をみると、人工海岸が11km長くなっており、3村全てで人工海岸が伸びている。 ⑤ 動物 やんばる地域の地理的・気候的位置や地史的にみた大陸とのかかわりの断続性、多様な生息・生育環境などから、多様な生物相と多くの固有種が存在している。 動物では、河川を含む森林地域にオキナワトゲネズミ、ケナガネズミ、ノグチゲラ、ヤンバルクイナ、イシカワガエル、ナミエガエル、ヤンバルテナガコガネといった遺存固有種を含む固有種、固有亜種、琉球諸島のみに生息する種などが数多く生息し、多様な動物相をもっている。 また、いくつかのダム湖には、一度絶滅したものの再導入されたリュウキュウアユが生息する。

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