平成22年度「持続的な地域づくりに資する琉球弧の世界自然遺産登録に向けた課題と方策に関する検討業務」
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はじめに 本業務は、「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(通称「世界遺産条約」)に基づく世界遺産一覧表への登録が期待されている「琉球弧」のうち、人の生活と森林が密接に関係してきた奄美群島とやんばる地域を検討の対象とし、既登録地である白神山地や知床との比較分析を行うものである。 これにより、世界自然遺産への推薦-登録が地域にどのような影響、効果を与えるかを明らかにし、今後想定される推薦のプロセスに向けて、事前に現状分析と影響・効果の方向性を見極め、「琉球弧」としての世界自然遺産登録に向けた課題と方向性の検討を行うことにより、自然共生社会の提言に資することを目的とする。 なお、「平成21年度自然共生型地域づくりの観点に立った世界自然遺産のあり方に関する検討業務」で、屋久島と奄美群島を対象として、遺産登録や登録を目指した活動が地域に与える影響・効果について、両地域の比較分析が行われており、本業務は上記業務を参考としつつ、対象地域、検討内容及び範囲等を拡大して行うものである。

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