20 図表 3:植生模式図 林野庁熊本森林管理局資料 屋久島は、日本の森林帯の中では暖帯広葉樹林帯の最南端にあたります。標高2,000mに近い山岳島という自然条件のため、垂直分布は亜熱帯から亜高山帯まで比較的明瞭な植物相が見られます。 屋久島では、日本の森林帯の一般系列として出現しなければならないブナ、トウヒ、シラベなどが見られません。 また、スギ、モミ、ツガ、ヒメシャラなど南限植物や、北限植物、固有植物も多くみられます。 なお、天然のスギは、標高600~1,800m付近まで出現しますが、ヤクスギ(樹齢1000年以上)が多く生育しているのは1,000m前後の地域です。 植生垂直分布図 植生水平分布図
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