令和5年度植物相モニタリング調査マニュアル(奄美大島版)
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GPSカメラを⽤いた調査⽅法 GPSカメラを⽤いたモニタリング調査の作業も⾮常にシンプルです。①野外にてGPSカメラを⽤いて植物の写真を撮影し、②GPSファイルに保存される写真ファイルとGPSファイル(調査経路の記録ファイル)をメールで所定の機関(⿅児島⼤学⿅児島環境学研究会)に提出します。 【GPSカメラの確認】 植物相のモニタリング調査では、写真と位置情報のデータを記録し、これらのデータを所定の機関に報告します。この作業を⾏う上で便利なツールとして、GPS機能を搭載したカメラ(GPSカメラ)があります。GPSカメラは、写真を撮影するだけで、その写真ファイルの中に撮影場所の位置情報(緯度および経度)が⾃動で記録されます。さらに、GPSカメラを持って移動した経路(調査経路)も同時に記録されます。そのため、個々の植物の位置だけでなく、その植物の密度を計算することもできます。このマニュアルでは、GPSカメラを使⽤することを推奨し、GPSカメラ(オリンパス社製TG-6)を⽤いた調査⽅法を解説します。 【準備するもの】 調査に必要なものは、GPSカメラ以外に、本マニュアル、植物図鑑、メモ⽤紙、筆記⽤具になります。これに加えて、双眼鏡やルーペなどを⽤意すると、植物観察の幅が広がります。また、本マニュアルには外来植物の⾒分け⽅が載っていますが、必要に応じて、より詳細な⾒分け⽅が記載されている植物図鑑を持っていくとよいでしょう。改めて、調査に必要なものを以下に⽰します。 ■準備するもの □本マニュアル □GPSカメラ □植物図鑑 □メモ⽤紙 □筆記⽤具 *GPSカメラは消費電⼒量が⼤きいので、前⽇に充電するようにしてください。 *その他、必要に応じで、双眼鏡やルーペをご準備ください。 図 GPSカメラ(TG-6) 7 他にも多くの機種が販売されています。

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