令和5年度植物相モニタリング調査マニュアル(奄美大島版)
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調査前に⾏っておくこと 【調査経路の確認】 決められた(もしくは、ご⾃⾝で予定する)調査経路を地図上で確認します。下図のように、調査経路の開始地点と終了地点(もしくは、折り返し地点)、調査経路(⾚線)を確認します。調査経路を往復するようであれば、往路で道路の⽚側を集中的に探索し、復路で道路の逆側を集中的に探索するとよいでしょう。当⽇、実際の調査経路が伸びることもありますので、必ずしも終了地点を決める必要はありません。 【植物の種類の確認】 図 調査経路図 ⾚線が調査経路を⽰します。 植物の種類を識別できる⽅は、調査経路上で⾒つけた植物の種を同定すること(植物の形を調べて、その種を決定することを「同定」といいます)が容易だと思います。⼀⽅、植物の種類をあまりご存じない⽅は、最初のうちは植物の種を同定することが⼤変だと思います。その場合、可能であれば、植物に詳しい⽅と⼀緒に調査してください。また、本マニュアルの「2. 外来植物の⾒分け⽅(11ページ〜)」では、奄美⼤島で特に重要と思われる20種の外来植物の⾒分け⽅(特徴と写真)を記載していますので、予め、これらの記載に⽬を通されることをお勧めします。外来植物が分かるだけでも、それ以外の植物が在来種である可能性に絞り込めますので、同定の作業が楽になります。このように植物の種を同定する作業を重ねる中で、徐々に植物を⾒分けられるようになりますので、経験を積むことで調査が楽しく感じられるようになると思います。なお、対象の植物の種がわからない場合は、写真を撮影して⿅児島環境学研究会にお送りください。植物分類を専⾨とする研究者が写真を確認し、種名をお伝えします。 開始地点 3 終了地点

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