令和5年度植物相モニタリング調査マニュアル(奄美大島版)
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29 おわりに 本マニュアルでは、植物相のモニタリング調査の⼿順として、調査⽅法、外来種の⾒分け⽅、データの報告⽅法を解説しました。様々な⽅法がある中で、最もシンプルな⽅法を説明したつもりですが、GPSカメラの使⽤⽅法など、本マニュアルに記載された⽅法以外の仕様が存在しますので、モニタリング調査を⾏う中で、より簡易的な⽅法を⾝に着けることもできます。さらに、モニタリング調査を通して、各種植物の形態や⽣態に関する理解が深まり、在来種と外来種の関係を考える機会が増えることと思います。何よりも、皆様のモニタリング調査へのご参加は、在来植物の存続と外来植物の駆除に⼤きく貢献し、奄美⼤島固有の⽣態系の保全をより確かに担保することにつながります。改めて、多くの⽅のご理解をいただき、モニタリング調査に参加していただけることを⼼より願い、本マニュアルの結びとさせていただきます。

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