令和5年度植物相モニタリング調査マニュアル(奄美大島版)
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アメリカハマグルマSphagneticola trilobata(キク科)多年⽣草本 熱帯アメリカ原産の多年⽣草本。花が美しいこともあり地被植物として1970年代に沖縄に導⼊され、⿅児島県では1984年に与論島で採取され、今では⿅児島本⼟南部と宮崎県南部まで分布しています。インドネシア等でも普通に⾒られる。海岸近くの道端に密⽣群落を作り他の植物が侵⼊できなくなってしまう厄介な外来種。 似た植物:在来植物のネコノシタ(ハマグルマ)が似ていますが、葉がより⼩さく厚い、砂丘に⽣育することで区別できます。 コマツヨイグサOenothera laciniata(アカバナ科)越年⽣草本 北アメリカ原産で⽇本には1910年代頃に⼊ったとされ、現在は東北地⽅以南の⽇本全域に、海岸部を中⼼に分布します。奄美⼤島でも砂浜や道端にごく普通にみられます。 似た植物:「待つ宵草」の名のように、花は⼣⽅から夜開き真昼には萎れます。同属のアレチマツヨイグサとオオマツヨイグサは似た花を持ちますが、どちらも1m近い⾼さまで伸びる植物であるのに対して、コマツヨイグサは横に這い⾼さは10〜20cmほどです。またこれら2種は奄美群島では稀です。 開花状態のコマツヨイグサ アメリカハマグルマ 若くロゼット状のコマツヨイグサ ネコノシタ(ハマグルマ) 19

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