令和5年度植物相モニタリング調査マニュアル(奄美大島版)
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ギンネム(別名ギンゴウカン)Leucaena leucocephala(マメ科)低⽊ 熱帯アメリカ原産の低⽊。飼料、薪などに利⽤され、現在では世界各地の熱帯で栽培され、帰化しています。奄美では道端によく⽣育し、密⽣群落を作ることがあります。 似た植物:ネムノキに似ているがネムノキの花は⾚く、また奄美ではネムノキはごく稀 アカギ Bischofia javanica(トウダイグサ科)⾼⽊ 東アジア、東南アジア、オーストラリア、太平洋諸島に分布。おそらく台湾までが⾃⽣地。⽇本⽣態学会が定めた「⽇本の侵略的外来種ワースト100」に⼊っています。特に⼩笠原諸島では繁殖が著しく、⾃⽣植物の脅威となっています。⼀⽅で、沖縄の「⾸⾥⾦城の⼤アカギ」は国の天然記念物に指定され、奄美⼤島でも保存樹に指定されているものが多く、単純に駆除すべき外来種とは決められない樹⽊です。 似た植物:ショウベンノキ(鋸⻭縁の葉が対⽣)、ギョボク(全縁の葉が互⽣) アカギは三出複葉ですが、奄美群島でアカギ以外の三出複葉の樹⽊は上の2種です。アカギは鋸⻭縁の葉が茎なので、区別できます。 アカギが開花している様⼦ 三出複葉の裏側。葉縁には鋸⻭が存在 ⼆回⽻状複葉の葉の形。⽩いボールのような花序の形から判別は容易 14

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