令和4年度外来植物モニタリング調査マニュアル(奄美大島版)
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【調査経路の確認】決められた(もしくは、ご自身で予定する)調査経路を地図上で確認します。下図のように、調査経路の開始地点と終了地点(もしくは、折り返し地点)、調査経路(赤線)を確認します。調査経路を往復するようであれば、往路で道路の片側を集中的に探索し、復路で道路の逆側を集中的に探索するとよいでしょう。当日、実際の調査経路が伸びることもありますので、必ずしも終了地点を決める必要はありませんが、その場合には、調査終了時に、終了時点を地図もしくはGPS機器に記録するようにしてください。図1-2.調査経路図この図では、開始地点から出発し、赤線を辿り、折り返し地点から戻る経路になります。【対象となる外来植物の確認】外来植物を識別できる方は、調査経路上で外来植物を見つけることが容易だと思います。一方、外来植物をあまりご存じない方は、最初のうちは外来植物を見つけることが大変だと思います。その場合、可能であれば、外来植物に詳しい方と一緒に調査してください。また、本マニュアルの「2.外来植物の見分け方(12ページ~)」では、奄美大島で特に重要と思われる20種の外来植物の見分け方(特徴と写真)を記載していますので、予め、これらの記載に目を通されることをお勧めします。調査を重ねる中で、外来植物を見分けられるようになりますので、徐々に調査が楽しく感じられるようになると思います。なお、対象の植物が外来植物かどうかわからない場合は、とりあえず、外来植物として記録を取り、別途、鹿児島環境学研究会に写真をお送りください。植物分類を専門とする研究者が写真を確認し、種名をお伝えします。開始地点折り返し地点5調査前に行っておくこと

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