令和4年度外来植物モニタリング調査マニュアル(奄美大島版)
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ハナシュクシャHedychiumcoronarium(ショウガ科)多年生草本インド~マレーシア原産で高さ1mを越す植物。日本には江戸時代に渡来しました。奄美群島ではまだ多くはないですが、湿った場所を好み栄養繫殖によって林床や林縁をおおいます。世界自然遺産地域内にも侵入でき、今後の増加が心配されます。似た植物:自生植物に似た植物はなく、区別は容易です。ヨシススキSaccharumarundinaceum(イネ科)多年生草本サトウキビと同じ属の熱帯アジア(インド)原産の大型イネ科草本。開花時には3~5mに達し、大きな株を形成して他の植物の生育地を被覆します。似た植物:ススキ、ハチジョウススキ、トキワススキ、サトウキビ上の種は右ほど大きく、ヨシススキはトキワススキとサトウキビの中間。ススキとハチジョウススキの花序は中軸が不明瞭、残り3種は中軸が明瞭。ヨシススキの葉鞘には刺さると痛い開出毛が多く、葉の縁にある細かい鋸⻭は鋭く、手もよく切れます。初秋に開花。トキワススキは梅雨時に開花。ヨシススキ花序の中軸が明瞭ハチジョウススキ花序の中軸が不明瞭18ヨシススキの葉鞘

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