アブラギリVerniciacordata、オオアブラギリV.fordii(トウダイグサ科)高木アブラギリは中国・朝鮮原産と言われたこともありますが、これらの地域には分布せず、本州中部~九州の自生種のようです。奄美群島では国内外来種になります。オオアブラギリ(シナアブラギリ)は中国原産。両種とも油を取るために西日本各地に植えられ、繁殖力が強く、屋久島や鹿児島県本土の一部では駆除が問題になっています。似た植物:アカメガシワ、イイギリ、アオギリアブラギリ2種は花や実があれば他の種類との区別は容易ですが、葉は上記3種が似ています。5種とも林縁などの明るい場所に多くみられ、全縁か浅く~中程度に3~5裂した大きな葉をつけます。アカメガシワは葉に毛が多く基部に平らな腺があり、イイギリはほぼハート形の葉、アオギリは幹が緑色で奄美でもまれに自生しています。アブラギリの花アブラギリの葉身基部につく柄のある腺アブラギリの実(先が円い)アカメガシワの葉身基部の腺。⽢い液を蟻が舐めている14オオアブラギリの実先端が尖っている。2-2.種別の解説(樹木、つる植物、草の順)
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