令和4年度外来植物モニタリング調査マニュアル(奄美大島版)
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この調査方法では、調査後に、収集したデータをメールで所定の機関(鹿児島大学鹿児島環境学研究会)に提出します。webサイトへの登録やアプリのダウンロードは、必要ありません。一方で、調査時に調査経路を記録できるGPS機器が必要になります。調査に必要なものは、GPS機器とカメラ以外に、本マニュアル、メモ用紙、筆記用具になります。これに加えて、双眼鏡やルーペなどを用意すると、植物観察の幅が広がります。また、本マニュアルには外来植物の見分け方が載っていますが、必要に応じて、より詳細な見分け方が記載されている植物図鑑を持参してください。GPS機器とカメラの代わりに、GPS機能を搭載したカメラ(GPSカメラ)を使用しても構いません。改めて、調査に必要なものを以下に示します。■準備するもの□本マニュアル□GPS機器□カメラ□メモ用紙□筆記用具*GPS機器とカメラの代わりに、GPSカメラを使用することも可能です。ただし、GPSカメラは消費電力量が大きいので、前日に充電するようにしてください。*その他、必要に応じて、双眼鏡、ルーペ、植物図鑑をご準備ください。実際の調査では、調査開始時に、GPS機器の電源を入れる必要があります。また、GPSカメラを使用する場合は、GPS機能をアクティブにします。その後、調査経路を歩きながら外来植物を探します。外来植物が見つかりましたら、外来植物の写真を撮影し、その地点を記録します。ここで重要なことは、撮影した写真(写真ファイル)が記録した地点(位置情報データ)に紐付けされていることです。つまり、外来植物の写真がどの地点で撮影されたものかを記録する必要があります。まず、外来植物の写真をカメラで撮影します。撮影した画像を再生すると、そこにファイル名や撮影時間が表示されます。次に、GPS機器で現在地(外来植物の位置)をwaypointとして記録します。このときに、写真のファイル名もしくは撮影時間をwaypointの名称にすると、写真をその地点に紐付けることができます。なお、GPSカメラを使用する場合は、撮影した写真ファイルの中に撮影地点の位置情報が自動で記録されますので、紐付けの作業は必要ありません。加えて、特記事項がありましたら(例えば、辺り一面に外来植物が繁茂しているなど)、メモ用紙に記録を取ってください。10【②外来植物の存在ポイントと調査経路を報告】

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