8 写真 大島高校校舎内に入り込んだノラネコ。ゴミ捨て場をあさり、問題となっている。 人間生活への影響 1.鳴き声による問題 よく夜に聞こえてきて、赤ちゃんが泣いている声に似ています。また、この声は、発情期の鳴き声です。 2.糞尿による問題 公園や個人の敷地内に糞や尿をして、異臭の原因とな るほか、トキソプラズマの感染源ともなります。 3.死骸による問題 ノラネコやノネコが交通事故にあったり、病死したり して、多くのネコが命を落としています。 4.ゴミによる問題 ゴミ置き場のゴミを荒らしたりして、異臭の原因になっています。 ※ 上記の2、3、4は公衆衛生上でも問題となっています。 殺処分されるネコの問題 平成25年度に殺処分されたネコはどのくらいいるのだろうか 全国では、平成25年度には10万頭近くのネコが殺処分されています。奄美大島では253頭と少ないように感じるかもしれませんが、人口当たりの殺処分数は全国や鹿児島県の4倍以上となっています。こうした殺処分を何故行わなければならないのでしょうか?そして、処分数を減らすために私たちにできることがあるとすれば、それは一体どのようなことなのでしょうか? ネコの殺処分が減らないのは、ネコを捨てる飼い主がいることと、不妊手術をしていないノラネコにエサを与えるヒトがいることが大きな原因だと考えられます。このような現状を改善していくためには、まずは完全室内飼いにすること、そしてマイクロチップをした上でネコの逃亡を予防することが必要です。また、不妊手術を受けさせ、必要以上に繁殖させないことも必要です。 全 国 → 99,671頭 鹿児島県 → 2,667頭 奄美大島 → 253頭
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